1 ホームページは、あとからいくらでも作り直すことができます。公開後に内容を100%入れ替えることも可能です。
しかし、HTML文書は相互にリンクされているので、一つの文書を替えると、そこに張っていたリンクが「リンク先が見つからない」ということになってしまいかねません。それを全てチェックするのは、結構大変なものです(私のホームページにもそのような「迷い子のリンク」があるかもしれません・・・。)。
そんなこともあり、HTML文書を作るときは、思いついたまま作るよりは、ある程度の基本設計(あくまで、「基本」で十分です。)をしておいてから作り始めた方が後々面倒がないといえましょう。
2 まず、自分のホームページの「核」になるものを設定しておく必要があります。いくら「必要な人にとっては必要な情報かも知れない」からといって、漫然と自分の日記や、家族の写真をホームページとして公開してみても、多分だれも見てくれないホームページに終わってしまうでしょう(それはそれで悪くはありませんが、誰かに見てもらえるホームページを作って、誰かから応援してもらえると、非常に心強く、嬉しいものです。)。
(一)私の場合は、当初、対象を「法律実務家」(一般の人も学生も初めは念頭になかった。)に設定して、彼らへの「最新の最高裁判例の紹介のページ」として設計し、そこに純化してHTML文書を作り始めました。その後、私の関心の向くまま、「ゴマの研究室」「ゴマの学習室」「法律実務とパソコン」「ゴマの書評」を追加し、ホームページを公開しました(この他、「ゴマのリンク集」もすぐに追加しました。)。これらの追加分は、いずれも「最新の最高裁判例の紹介のページ」から見ると副次的なもので、特に誰かに見てもらおうというものではなかったのです。また、「ゴマのひとりごと」は、文字通り「腹が立ったこと」をそのまま書き散らかしたものであり、全く人に見てもらうことを念頭に置いたものではありません(意外とこれに関してもメールをもらったりするので嬉しいところですが、最初からこれを人に見てもらおうと思ってホームページを立ち上げても、おそらくだれも見てくれなかったと思います。)。
ところが、その後、意外に学生・司法試験受験生の方からの評判がよかったので、いい気になって「民事訴訟を学ぶ」「刑事訴訟を学ぶ」を始めました。現在では、むしろこっちの方が「核」になりつつあります。
(二)別に、私のやり方がよかったといいたい訳でも、私のホームページがうまくいっているという訳でもなく、ホームページを立ち上げるにはそれ相応のスタンスが必要であること、しかし、それはその後の実際の運用の中で色々変質しうることがいいたかったのです。
「どのような人に」「どのようなものを」「どのようなアプローチで」伝えたいのか、を最初にはっきりさせておく必要があると思います。それは、おそらく「自分はどんな情報を持っているのか」によって変わってくるのでしょう。
例えば、学生であれば、自分が色々調べものをして研究した結果を、同じような研究をしている人に見てもらうために発表する。司法試験受験生であれば、他の受験生に見てもらうために、自分の疑問を公に問うたり、自分の苦しみ等をぶちまける。司法修習生であれば、広く司法の現場に関心がある人に見てもらうために、修習中感じたことや、疑問に思ったことの問題提起をする。いろいろあると思います。要は、自分が念頭に置いた対象者から見て、彼らが関心をもって見てくれる情報を盛り込むことです。
3 こうして「核」ができた後、ファイル構成を考えておくと便利です。
(一)まず、基本フォルダには最初に見てもらうべきホームページの顔となる「 index.htm 」(インデックス・ファイル)を置きます。これは、このファイル名で作っておいた方がいいようです。
例えば、私の顔となるファイルは、「village.infoweb.ne.jp/~fwgl6015/」というフォルダの中の「 index.htm 」であり、ここから全ての私のHTML文書にたどり着けるようにリンクを張っています。だから、私のページを見たい人は、本来URLとして「http://village.infoweb.ne.jp/~fwgl6015/index.htm 」と入力しなければなりません。ところが、単に「http://village.infoweb.ne.jp/~fwgl6015/」と入力しただけで、ブラウザは自動的に「 index.htm 」ファイルを探してくれるようになっています。これを違うファイル名(例えば goma.htm )にすると、「http://village.infoweb.or.jp/~fwgl6015/goma.htm」とファイル名まで入力しないと、目的のページにはたどり着けないのです。細かいことですが、ルールですから、守らなければなりません。
(二)さて、メインである個々のHTML文書はインデックス・ファイルからリンクでたどれるような形にしておきますが、その場合、いきなりインデックス・ファイルからHTML文書にリンクを張るか、中間に小目次的なファイルを入れて、そこからリンクを張るかは、好みの問題です。ただ、小目次ファイルの中に更に小々目次ファイル・・・と階層をやたら深くするのは考え物です。目的のファイルにたどり着く前に挫折してしまうおそれがあるからです。個人のホームページである限りは、インデックス・ファイル→小目次ファイル→HTML文書、という三層で十分ではないでしょうか。
ちなみに、私は後者の方式を取っています。前者の方が目的の文書にたどり着けるメリットはありますが、文書の数が増えてくるとインデックス・ファイルがゴチャゴチャになってしまいます。また、インデックス・ファイルは、できるだけ軽い方がいいと思うのです(前に書いた様に、インデックス・ファイルに重たい画像ファイルを使うなど論外です。)。
最初は小目次ファイルに1つか2つしか文書がなくて寂しい感じですが、将来的にはそれも増えてくるのですから(最初の意気込みと違って、増えないコーナーもある。それはそれで、仕方がないことであろう。)、将来も見すえたファイル構成を取りたいものです。
(三)更に、フォルダ構成も考えておきたいものです。
「簡単さ」を考えるなら、全てのファイルをインデックス・ファイルと同じメインフォルダに入れておけば、一番面倒がありません。特に、リンクのことを考えるとそれは言えます。
しかし、ファイル名にはロング・ファイルネームを使うことはできず、しかも拡張子は「 htm 」又は「 html 」と決まっているのですから、そのような平版なフォルダ構成だと、あっというまにどのファイルがどれだったか分からなくなってしまいます。
そこで、最初からある程度子フォルダを使うような設計にしておいた方がいいと思うのですが、その場合、(二)のように小目次ファイルを使う場合は、その小目次ごとに一つのフォルダを作っておく、くらいでいいのではないでしょうか?(なお、小目次ファイルだけはインデックス・ファイルと同じメインフォルダに入れておく。)
私もそのようにしているのですが、実は、「民事訴訟を学ぶ」は最初「ゴマの学習室」の一部に位置づけていたので、「民事訴訟を学ぶ」のファイルは「ゴマの学習室」のファイルとごっちゃになっています。しかも、それでは余りよくないとは気付いていながら、「刑事訴訟を学ぶ」を始めたときも、「民事訴訟を学ぶ」同様、「ゴマの学習室」のフォルダにファイルを入れてしまいました。フォルダを独立させると、多数のファイルのリンクを書き直さなければならないので、現在躊躇しているところです。余り細かく考える必要はないのですが、少しは考えておいた方がいい問題でしょう。
4 リンク集は絶対に作っておいた方がいいと思います。
インターネットをやっていると、どうしても人に推薦したくなるページというのは出てくるものです。
また、後にも触れたいと思いますが、自分のホームページを宣伝するためには、検索ページ(YAHOO等)に登録するよりも、他のページ(その世界では有名なページであると望ましい。)にリンクしてもらうのが一番のようです。勿論、自然と自分のページを見つけてリンクしてくれる人もいるでしょうし、「リンクして下さい」とメールを出すこともいいでしょう。しかし、それよりは、「自分のリンク集にリンクさせて欲しい」とメールを出した方がいいようです。「ダメだ」と言われることはまずなく(私は経験がない。)、大抵は承諾してくれます。しかも、一般に自分のページにリンクしてくれると嬉しいものなので、相手も自分のページを見てくれることが多く、それで気にいってもらえれば、その人のページでリンクを張ってくれることも少なくありません。いわば、自分のリンク集は人にリンクしてもらうための「エサ」のようなものですが、決して悪いものではないはずです。
5 なお、ホームページ内のリンクは、インデックス・ファイル→小目次ファイル→HTML文書、と下がっていく方向で張るのは自然で、当然やりますが、逆方向のリンクも入れておくと便利です。